ガラス転移点の測定方法
ガラス転移点とは、非晶質の固体材料を加熱してガラスに変わる温
度のことです。その温度に到達するとその固体は液体に変わります。
ガラス製品を作る時に、どろどろとした状態のものを形にしていきま
すが、固体の材料がドロドロの状態になる温度のことをガラス転移点
と言います。
このガラス転移点より低い温度の場合はガラス状態と言い、高い温
度では液体かゴム状態となります。これらの性質をもつ物質には、合
成樹脂や天然ゴムなどがあります。転移点を測定する方法としては、
その物質の温度をゆっくりと上げたり下げたりさせながら力学的物性
の変化を測定する方法、吸熱や発熱を測定する方法、周期的力の周波
数を変えながらその応答を測定するなどがあります。
ガラス転移点で変化する物性
転移点で急激に変化する物性というのは粘度と剛性以外にもあるの
でこれによって決定できます。「ガラスの転移点」は、一般的にはあ
まり使ったり、聞きなれない言葉だと思います。研究室や工場などで
調べたりされる事柄なので専門的な言葉です。
一方、petボトルなどに使用されるpet樹脂ですが、一般的に70℃
以上の温度変化で軟化し始めます。この軟化温度を「petガラス転移
点」と言います。 petボトルが仮に70℃以上の室温の所に置かれた場
合は溶け始めます。通常そういった状態にはなりませんが、工場など
の場合は気をつけましょう。